春菊の茎のうまさよ

以前、神楽坂の高級なお店で、分不相応にも高級な鳥なべをいただく機会があった。

そこで私は春菊のおいしさに目覚めてしまったのである。

目覚めたとはいえ、今まで特に何もしていなかったのだが、ある日ふと、あ 春菊食べたい、と思った。

食べるからには春菊を一番おいしい状態で食べたいと思い、検索してみると、どうも春菊は葉と茎を分けて調理するのが「常識」であるらしい。更に玄人によれば、包丁は使わずに葉と茎をわけるべし、とのこと。苦くなるのを防ぐためだそうな。

早速春菊を入手。雑な性格である私は、素手で葉を茎からぶちぶちとむしり取り、茎部分をいい感じの長さに切って、油抜きした絹厚揚げを入れただし汁(白だしをいい感じに薄めただけです)にぶち込み、さっと煮、味見した。

まじでおいしかった。

甘い。火の通り加減も最高で、柔らかい。アスパラのやわらかいとこみたいな。
私天才じゃね、と思いながら、葉も入れ、10秒くらいで火を止め、絹厚揚げと食べたところ、春菊の香りも味も素晴らしかった。

リピ確です。